072-993-8501(代表)

〒581-0011 大阪府八尾市若草町1番17号

■午前診8:00~12:00/ 診察 9:00~

■午後診12:00~/ 小児科受付 13:30~

■夕 診16:30~19:30/ 診察 17:00~

 072-993-8501(代表) 〒581-0011 大阪府八尾市若草町1番17号
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診療科・部門紹介

心臓血管外科

担当医のご紹介

酒井 敬
顧問
酒井 敬 (さかい けい)
専門分野
心臓血管外科
資格・専門医
  • 日本外科学会 指導医
  • 日本心臓血管外科学会 専門医
  • 日本胸部外科学会 指導医
所属学会
内田 直里
心臓血管外科部長 大動脈センター長
内田 直里 (うちだ なおみち)
専門分野
心臓血管外科全般
資格・専門医
  • 医学博士
  • 心臓血管外科専門医・修練指導医
  • 日本外科専門医・指導医
  • 日本胸部外科学会指導医
  • 胸部大動脈ステントグラフト指導医
  • 腹部大動脈ステントグラフト実施医
  • 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医
  • 臨床修練指導医認定
所属学会
  • 日本心臓血管外科学会
  • 日本血管外科学会(評議員)
  • 日本脈管学会(評議員)
  • 日本胸部外科学会(関西胸部外科 評議員)
  • 日本臨床外科学会(評議員)
  • 日本外科学会
  • 日本人工臓器学会
  • 日本循環器学会
  • アジア心臓血管胸部外科学会(ACVTS)
  • ヨーロッパ心臓胸部外科学会(EACTS)active member
  • 日本心臓リハビリテーション学会
  • 日本リハビリテーション学会
中尾 佳永
非常勤
中尾 佳永 (なかお よしひさ)
専門分野
大動脈外科 血管外科 血管内治療 心臓外科全般
資格・専門医
  • 医学博士(大動脈外科手術時の虚血性脊髄障害について)
  • 日本心臓血管外科専門医・修練指導医
  • 日本胸部外科学会 認定医
  • 日本外科学会 認定医・指導医
  • ステントグラフト指導医(胸部・腹部)
  • 日本血管外科学会認定血管内治療医
所属学会
  • 日本外科学会
  • 日本外科感染症学会
  • 日本胸部外科学会
  • 日本血管外科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓血管外科学会
  • 日本病院総合診療医学会
  • 日本不整脈学会
  • 日本脈管学会

概要

人が生命を維持する重要な臓器である心臓や血管は加齢や生活習慣の悪化〔肥満、喫煙、社会的ストレス〕高血圧、糖尿病、腎不全〔慢性腎不全、維持透析〕などにより動脈硬化が進み障害を受けます。

例えば心臓を栄養する血管に動脈硬化が進めば心臓への血液が充分供給できなきなり、狭心症を起こし、しいては心筋梗塞に陥ります。

心臓の弁膜機能が壊れれば弁膜症となり心不全を発症します。大動脈に動脈硬化が進めば動脈瘤を、また、手足の血管の動脈硬化により歩行時の痛みや冷感、足趾の壊疽を起こします。

八尾徳州会病院心臓血管外科ではこれらの病気を外科的に治療する診療科です。
われわれの取り扱っている疾患は内科、外科を問わず近隣の開業医の先生より当科受診を勧められ紹介となる場合が多く、手術の覚悟をして受診される方が多く見受けられます。

外科手術は患者様にとって一大事です。緊急を要する状況でなければ、その手術時期、危険性を充分検討した上での治療が大切です。ご紹介いただきました先生と連絡をとり、患者様、ご家族様との充分な話し合いによる病状把握を行った上で、できるだけ体に負担が少なく、手術により最大のメリットが得られるように話を進めていくことを第一の基本としておりますので、気負わず受診していただき、お気軽にご相談いただければ幸いです。

当科では心臓血管外科領域の動脈瘤に対して大動脈、血管の治療の低浸襲化を図り2010年にステントグラフト治療を導入し大動脈センターを立ち上げました。このステントグラフト治療は今年で8年目になり多数の患者様に手術を受けていただきました。かつては高齢であることや持病により外科的手術を受けていただく事が困難であった患者さまにも治療を受けていただけることができるようになりました。詳しくは大動脈センターHomepageをご参照ください。

このように循環器疾患は外科的に治療することにより完結する病気ではありません。 基礎疾患の治療はもとより総合的な治療を必要とします。当科では循環器内科、創傷ケアーセンター(形成外科)糖尿病代謝内科、透析科と連携し総合的な治療をおこなっております。

取り扱い疾患

受付時間

受付時間:午前8時~正午
診察時間:午前9時~

※「★」は、初診の受付は行っておりません。諸事情により予告なく変更になる場合があります。必ず院内掲示をお確かめ下さい。

午前診

 
9:00~12:00         × 内田 × 内田 × 酒井
(第2・4)
中尾
(第3)

午後診

 
血管外科外来
13:00~14:00 × 内田 × 内田 ×

手術実績

心臓血管手術 症例数

  2014 2015 2016
1. 先天性心疾患 0 0 0
2. 弁膜症 16 17 20
3. 冠動脈疾患 18 18 18
4. 大血管(胸腹部以上) 13 16 18
5. 大血管(腹部骨盤)※ 29 34 27
6. 血管(末梢血管) 14 15 13
7. Cardiomyopathy, Myocarditis 0 0 0
8. 不整脈手術 0 0 0
9. 静脈瘤等その他 93 72 55
Total 183 172 151

大動脈瘤

大動脈瘤

大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)は、聞きなれない言葉かも知れません。“やまいだれ”に“留”で、りゅうと読みます。癌とよく似た漢字ですが、瘤は血管の病気です。ガンと同様、無症状なことが多く、生命に直結する病気です。ただガンと違って突然、死にいたる恐ろしい病気で、英語で”silent killer”(沈黙の暗殺者)と呼ばれています。最近も、この大動脈の病気で、有名人が突然に亡くなったり、自動車の運転中に自損事故を起こしたニュースを耳にしています。 動脈は全身に血液を送るパイプで、大動脈は心臓から直接分岐した幹線道路です。大きさは、正常で約2~3cm程度です。大動脈にはいつも120mmHg程度の(穴が開けば1m以上吹き上がる)血圧がかかり、高血圧などにより動脈硬化が進行すると血管が大きくなり大動脈瘤となります。大動脈瘤はほとんどが無症状ですが、破裂すると突然死にいたる非常に恐ろしい病気です。症状が出る前に、予防的に外科的な治療が必要です。大動脈瘤径が胸部で5cm以上、腹部で4cm以上あれば破裂の危険性があり手術適応と考えられています。 外来でのCT検査などで簡単に診断がつきますので、心臓・血管センター外来に気軽にご相談してください。

大動脈瘤の原因と予防

代表的なものとしては、高血圧です。特に早朝の高血圧は危険であると言われています。また気温変化(寒冷刺激)や身体的・精神的なストレス、さらに近年注目されている病気として睡眠時無呼吸などにより、大動脈壁に負荷がかかり、大動脈瘤や後述の大動脈解離を発症すると考えられています。また喫煙や頑固な便秘なども原因と考えられています。大動脈瘤・大動脈解離と診断された方は、日ごろの体調管理や減塩食などの食事管理が重要と言われています。また適度な運動は良いとされていますが、病状によって運動の負荷の程度は異なりますので、主治医の先生と相談した上で、適正な運動(有酸素運動)を行っていただくのが良いと考えられています。

大動脈解離

大動脈の壁は内膜・中膜・外膜の3層構造になっています。大動脈壁のストレスにより、ある時突然、内膜・中膜に亀裂が生じ、中膜に血流が入り込み大動脈の壁が剥がれて行くもの(解離)です。心臓に向かって解離が進行したタイプ(スタンフォードA型)は、発症数時間で半数が破裂、その後も1時間に1%の頻度で突然死する恐ろしい病気で、診断が確定すれば、緊急手術が必要となります。一方、背部の胸部下行大動脈以下の解離(スタンフォードB型)は、破裂や臓器の障害の兆候がない限り、内科的な入院加療で経過をみるのが一般的です。近年では、スタンフォードB型に対しても発症後6ヶ月以内に、後述のカテーテル治療を使った治療を行い、解離性の大動脈瘤への進展を予防する有効な治療方法として発表されました。

ステントグラフト治療

ステントグラフト治療

図②

図①

胸部大動脈へのステントグラフト治療
通常、足の付け根から、ワイヤーを通し、カテーテルを使って、動脈瘤の前後にステントグラフトを留置して、動脈瘤への血流を遮断することで、破裂を予防する方法です。頸部動脈より末梢の胸部大動脈への留置は、現在第一選択の手術方法として推奨されています。(※参照 図①)

腹部大動脈へのステントグラフト治療
両側の足の付け根から、ステントグラフトを、腎動脈が分かれた後の腹部大動脈から、左右分かれた腸骨動脈まで留置する方法です。腎動脈直下の腹部大動脈から腹部大動脈瘤までの距離が10~15mm以上あれば、ステントグラフト留置が可能と考えられています。(※参照 図②)

高齢者の方や持病を抱えている方に、負担の少ない治療を提供するために開発された治療です。足の付け根を3cmほど切開して、カテーテルを使って血管内からステント付人工血管を植え込む方法です。直接大動脈を縫う代わりに人工血管にステントが付いておりステントの力で大動脈に固定する方法です。そのため大動脈の曲がりが強かったり、頸部の動脈が分岐したりしている部分には、このステントグラフトは困難とされていました。しかし最近ステントグラフトの改良や重要分枝にバイパスをしてステントグラフトを行う、いわゆるハイブリッド治療が可能となりステントグラフトの適応は拡大しています。

高齢者の方や持病を抱えている方に、負担の少ない治療を提供するために開発された治療です。足の付け根を3cmほど切開して、カテーテルを使って血管内からステント付人工血管を植え込む方法です。直接大動脈を縫う代わりに人工血管にステントが付いておりステントの力で大動脈に固定する方法です。そのため大動脈の曲がりが強かったり、頸部の動脈が分岐したりしている部分には、このステントグラフトは困難とされていました。しかし最近ステントグラフトの改良や重要分枝にバイパスをしてステントグラフトを行う、いわゆるハイブリッド治療が可能となりステントグラフトの適応は拡大しています。

図③

ハイブリッド手術
分枝動脈を巻き込んでいる大動脈病変に対して、分岐動脈を手術で再建(バイパス)して、ステントグラフトを留置する、手術とカテーテルの融合(ハイブリッド手術)により、負担の少ない治療が可能になっています。

ただステントグラフトの歴史は浅く、長期にわたり安全性が確保される治療法であるかどうか疑問な側面を持っています。特に、エンドリークと言って遮断されたはずの大動脈瘤に血液が漏れる現象があり、特に、腹部大動脈のステントグラフトは、特に下図のタイプIIのエンドリークが問題で、数%の頻度で大動脈瘤が拡大することがあります。治療後、長期にわたってCT検査などでエンドリークがないかどうか確認する必要があります。担当医師と十分に相談した上で、治療方針を決める必要があります。

エンドリーク(動脈瘤内への血液漏出)(参照 図③)
タイプ I*:ステントグラフトと大動脈の接合部からの漏れType Ia:中枢側、Type Ib:末梢側
タイプII:大動脈瘤の側枝からの逆流に伴う漏れ
タイプIII*:ステントグラフトとステントグラフトの接合部もしくはステントグラフトの破損からの漏れ
タイプIV:ステントグラフト自体からの漏れ(porosity leak)
タイプV:画像上明らかな漏れはないが、徐々に瘤拡大傾向 *タイプIとIIIは追加治療の対象となります。(日本循環器病学会 ガイドラインより)

大動脈解離に対するステントグラフト

近年、大動脈解離に対して、大動脈の亀裂をステントグラフトでカバーする治療が行われるようになってきています。海外の大規模な前向き試験でその有用性が証明され、大動脈解離が発症して半年以内にステントグラフト治療を行い、瘤化することを防止する治療が全国で行われています。しかし、どのような症例に行うべきか、10年以上先にどうなるのかなど、未だに不明なことも多く、今後の課題と言われています。ただ慢性の解離性大動脈瘤になってしまうと、大手術を余儀なくされるのも現状で、70歳以下の若年者の方、もともとの大動脈が40mm以上あるタイプ、裂け目が大きくて大動脈が押しつぶされている(真腔狭小化)ケースなどは、急速に大動脈瘤になると考えられており、早期のステントグラフト治療の対象になると考えられています。当センターでは、患者様の病状、背景(年齢・持病・生活環境など)など考慮して、丁寧にご説明させていただき、治療方針を決めさせていただいています。大動脈解離と診断され、将来は手術が必要と言われている患者様は、是非ご相談いただければと思います。

大動脈解離に対するステントグラフト治療
大動脈の亀裂(左)をステントグラフトでカバーすること(右)で、将来の解離性大動脈瘤による破裂を予防する治療方法です。
(Circulation 2009;120:2519-28.より)

冠動脈バイパス術 ― 心臓を止めずに動いたまま新しい血管を作る! ―

冠動脈バイパス術

臓を養っている動脈(冠動脈)が動脈硬化で狭くなっている部分を直接治療するのでなく、その先の動脈硬化のないきれいな場所に自己の血管を使って吻合し、不足している血流を新たに回復させる方法です。例えるなら渋滞が頻繁に生じている道に、渋滞のないところへバイパス道路を作るようなものです。新しいバイパスを建設するのには、渋滞部分を直接交通整理する方法より労力がかかりますが、長期にわたり渋滞緩和が期待できます。冠動脈バイパス術も手術という負担を被りますが、一旦バイパスが完成すると長期にわたり虚血が改善する可能性が非常に高い方法です。

冠動脈バイパス術の手術適応

一言でいえばカテーテル治療を含めた内科的な治療が困難な、複雑な冠動脈の病変を持っている方です。つまり冠動脈バイパス術を勧められた患者さんは重症の虚血性心疾患を持っているといえます。具体的には左主幹部病変、重症多枝病変、ステント再狭窄、びまん性の左前下行枝病変に対して冠動脈バイパス手術が推奨されています。

バイパスの材料と方法

冠動脈バイパス術には血管は自分の血管を採取して用います。採取可能な代表的な血管を左図に示しています。最も代表的なものは胸骨の下にある左右の内胸動脈です。バイパス手術と同一の視野で採取可能な上、最も信頼されているグラフトです。ついで足の静脈(大伏在静脈)です。古くから使用されていますが、静脈であるため、将来閉塞する可能性が内胸動脈より高いと言われています。最近は胃の動脈(右胃大網動脈)や前腕の動脈(橈骨動脈)など用いてバイパスしますが、多枝へのバイパスが必要な場合によく用いられています。

最近、多くの施設で人工心肺を使用せずに心拍動下に冠動脈バイパス術を行われています。メリットは人工心肺を使用しないことで、体の負担を減らすことができるばかりでなく、脳梗塞や腎機能低下の頻度を減らすことができると考えられています。デメリットとして動いたまま、約2㎜の冠動脈を吻合する手技の困難差です。最近は局所的に心拍動を制御する器具が進歩し、安全かつ確実な吻合が可能になっています。

術後

左室側面へ多枝バイパス術(手術写真)
スタビライザーで局所の心拍動を制御しながら縫合

心拍動下冠動脈バイパス術(術中写真)
スタビライザーで局所の心拍動を制御しながら縫合

術後急性期に吻合した部分に血栓や狭窄を形成しないように内服(抗血小板剤、抗凝固剤など)が必要となります。ただ高血圧や糖尿病・高脂血症などの持病を持っている方はそのまま内服は継続となります。動脈のみでバイパスが完了した場合、基本的に抗血小板剤、抗凝固剤は不要となります。大伏在静脈を使用している方や、弁膜症もあわせて治療されている方、不整脈を持っている方、心機能が低下している方は、引き続き抗凝固剤や抗血小板剤が必要となりますので、主治医にご相談いただければと思います。 外科の立場からすると、バイパス術により心臓の血管は若いころに復活したのですから、術後の影響が完全になくなる術後3か月からはしっかり運動療法と食事療法を行い、その他の動脈硬化症(たとえば脳梗塞など)に罹患しないように予防が重要だと思います。

退院後

通常2~3週間以内に退院となります。退院後は基本的に紹介医の先生に内服をはじめとした診療を継続するようになります。ただ外科的な視点からの診療も定期的に受診することお勧めします。時期は、術後1か月以内(創部のことがありますので必ず受診してください)、3か月、1年を基本としています。主に術後創部のチェックと生活指導(運度、食事、内服など)です。下記にチェックポイントを示します。

心臓弁膜症に対する人工弁を使用しない弁形成手術

八尾徳洲会総合病院では心臓弁膜症に対して人工弁を使用しない弁形成手術を行っています。

心臓弁膜症

大動脈弁置換術における生体弁の適応

Class I 1. 出血性疾患などワルファリン投与が困難な患者
2. 65歳以上の患者
Class IIa 1. ワルファリン内服コンプライアンスに問題のある患者
2. 妊娠希望の若年女性
3. 活動期感染性心内膜炎患者への同種弁
Class IIb 1. 機械弁置換術後に血栓弁を起こした患者
2. 成長が期待される患者への自己肺動脈弁

鄭忠和、尾辻豊. ACC/AHA Pocket Guideline 日本語版. June 2006: 4-5.


心臓内には弁は4つあり、大動脈から全身へ血液を循環させるポンプの役割を担っている左心室の入り口には僧帽弁が、出口には大動脈弁があります。この弁が何らかの原因で閉じなくなり、血液が逆流する状態を閉鎖不全症といわれています。 外科的治療として、人工弁に交換する手術が行われています。人工弁には機械弁と生体弁があります。2種類の特徴について下の図で説明します。

なぜ弁形成術なのか

人工弁に交換すると、生涯にわたって抗凝固薬を内服しなければならなかったり、途中で機能しなくなって新たな人工弁に再交換しなければならなかったりする危険にさらされ、生涯にかけて患者の負担を増やす結果になります。 自分の弁を温存して弁を修復する弁形成術は、上記のような危険にさらされることから回避できる反面、残った自己の弁が将来的に変形し逆流が再発する危険を含んでいます。再発を減らすには逆流を完全にゼロにする高度な弁形成術の技術が要求されると言われていますが、その背景には技術以外に術前・術中の弁の評価が重要となります。 八尾徳洲会総合病院では閉じなくなった自己弁に対して人工弁に交換するのではなく、まだ機能している弁を残しながら閉じなくなった部分の弁のみ修復する手術を積極的に行っています。 循環器内科と個々の症例に対して十分に検討を行い、患者さんに最善の方法をご提示しています。従いまして弁形成術をご希望されても検討の結果、弁置換術の方が良いと判断した場合は弁置換術を勧めさせていただく場合があります。最良な弁形成術が完遂できるよう内科・外科・麻酔科など共同してチーム医療で治療をさせていただいています。

具体的な弁形成術の方法

1. 僧房弁形成術:漏れている弁を修繕し、弁周囲にリングをあてて補強する手術です。(参照 図④)

2. 大動脈弁形成術:破壊された弁や余剰な弁を修繕し、大動脈弁の形を正常化する方法です。(参照 図⑤)

3. 自己心膜による大動脈弁再建術:破壊が高度であったり、弁組織が固くなったりした弁では、修繕は不可能であるため、自分の心膜を使って、新しい弁に作りかえる手術(再建)方法です。(参照 図⑥)

図④



図⑤



図⑥